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そうだ、コルビュジェ展を上野で観よう!

コルビュジェ建築絵画

さて、連休最終日をどう過ごそう?ということで、今日は朝から上野に出かけてまいりました。
本日のテーマは、「ル・コルビュジェ展」を観ること。コルビュジェは1920年代から1960年代にかけてフランスで活躍した建築家です。それまでのヨーロッパで主流だったクラシックで装飾的なデザインの建築ではなく、直線と平面を組み合わせた自由な作風で、今でいうところのシンプル・モダンの家元のような存在です。世界中の建築家やデザイナー、ときには不動産屋に至るまで?今でも多大な影響を与え続けています。

そして今回のコルビュジェ展の舞台に選ばれたのが、日本で唯一のコルビュジェ建築である国立西洋美術館。彼が残した作品空間の中で彼の展示物に触れることができるのはまたとないチャンス、私はワクワクしながら9時半の開館と同時にチケット売り場へ。10連休の最終日で皆さん疲れているのか思ったよりも空いています。おかげでゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができました。

コルビュジェは建築以外にも家具のデザインなど多才な人ですが、意外と知られていないのが画家としての顔です。実は建築家として名を馳せる前から絵筆を握り、生涯を通して多くの絵画作品を残しています。今回の展示では主に画家としてのコルビュジェにフォーカスしていて、展示内容は絵画8割、建築2割といったかんじでした。また、映像や解説文などで彼の絵画と建築の関係性についてわかりやすい解説が要所にあり、鑑賞者がより深く理解するための工夫がなされています。
私は当初、彼の幾何学的な作風はピカソなどのキュビスムと同じように見えていたのですが、実はそうではなくポスト・キュビスムとでも言うべき更に前衛的な試みだということを解説から知ることができました。

彼の絵画の中には、建築で言うところの平面図と立面図、ときには断面図までもが同時に表現されていて、随所に建築的で構築的なニュアンスを含んでいます。作品のモチーフは主に食器や花瓶、楽器といった、長い年月の中で形成された機能美をもった静物が中心なのですが、その配置についてもコルビュジェ独自の計算され尽くした黄金律によるものなのだそうです。平面的に描かれているはずなのに深い立体感や秩序を感じるのはこの理由だったのかっ!

「うーーん、なるほどねーーーー(※じわじわ感動)」

コルビュジェ自身の設計した美術館という空間の中で味わうコルビュジェの絵画作品は、ぐっと胸にこみあげるものがあったのでした。

展示もいよいよ519日(日)で終了するようです。もしもまだ観ていないという方は、ぜひこの機会に上野へGO

 

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